
カナダ旅行のラストはバンクーバーにて
感動のケベック・シティをあとにし、バンクーバーへ移動します。
高速バスでモントリオールに向かい、モントリオール空港からバンクーバーへ直行便で5時間ちょっと。
食べて、歩いて、観て、そしてまた食べて…。笑って、疲れて、おしゃべりして疲れて、笑って泣いて…。忙しい4日間を過ごしました。
親友ちゃんとお別れするまでの4日間。バンクーバーでの様子をお伝えしながら、バンクーバーや観光地を紹介します!
世界で最も住みたい都市│バンクーバー
バンクーバーはブリティッシュ コロンビア州に属し、活気溢れる西海岸の港湾都市になります。カナダで最も人口密度が高く、最も多様な民族で構成されているそうです。
日本人にも人気のある都市で、語学留学やワーホリで来ている人が多く、空港や市内で日本人をよく見かけます。
山に囲まれ、映画の撮影地としても人気が高く、アート、演劇、音楽シーンも盛ん。また市内には、地元のアーティストの作品で知られるバンクーバー美術館や、先住民の傑出したコレクションを収蔵するUBC人類学博物館もあります。
バンクーバーの治安と注意エリア
バンクーバーはカナダの大都市の中では比較的治安が良いとされています。
日中と夜の治安の違い
観光地やダウンタウンは昼間は比較的安全で、多くの人が安心して歩いています。
ところが、夜間は人通りが少なくなる場所や、一部のエリアでは注意が必要です。決して、一人で出かけないように。そして、出来るだけ明るい人通りの多い場所を歩き、早めにホテルへ戻ることをおススメします。
昼間でもちょっと危険なエリア
ダウンタウン東部(ヘイスティングス通り周辺):ホームレスや薬物問題が深刻で、昼間でも近づかない方が良いでしょう。
チャイナタウン:ヘイスティングス通りに近いエリアは治安が悪化しているため、昼間でも注意が必要です。
バンクーバー観光おすすめスポット①│ギャスタウン

バンクーバー発祥の地と言われるギャスタウンは、ダウンタウンの北東部に位置します。
石畳の道に並んだレンガ造りの建造物が建ち並び、異国情緒のただようレトロな雰囲気が観光客にも人気です。
最近では、アンティーク調のブティックやカフェ、インテリアショップなどが増えています。
ギャスタウンの見どころといえば、1977年に作られた「蒸気時計」。世界で唯一の蒸気を動力とした時計で、これは時計学者のレイモンド・サンダーズが設計を手がけたそうです。
蒸気を使って15分ごとに汽笛を鳴らし、時間を知らせてくれる「蒸気時計」。一瞬で鳴り終わってしまいますが、お昼の12時のメロディーは少し長め! ぜひ聞いてみて下さい。
夜はライトアップされて、映画の世界のような幻想的な風景を楽しめます。
ただし、ギャスタウンの先は治安が悪いといわれているエリアがありますので、十分注意をしてください。
バンクーバー観光おすすめスポット②│グランビルアイランド

レストランやショップ、ギャラリー、市場がある人気のエリア。グランビル・ブリッジの下に産業目的で造られた埋立地で、1950年代はカナダ造船業の中心として栄えたが徐々に衰退、1970年代に再開発された。
ダウンタウンからはバスを利用したり、イエールタウンの船着場からアクアバス(小さな船)に乗ると直接グランビルアイランドへ行くことが出来ます。

グランビルアイランドへ来たら必ず訪れて欲しいのが、「パブリックマーケット」
新鮮な野菜、果物、魚介類といった生鮮食品だけでなく、ハムやチーズ、パン、ベーグル、ドーナツ等、様々なものが売られています。
娘たちはこのマーケットが良すぎて、2回も訪れたそうです!
お天気のいい日はフードコートで好きなものを買って、テラスなんかで食べたら最高です! 青空の下で親友ちゃんと美味しいドーナツなどを頬張りながら、行きかう人々を眺め、おしゃべりに花を咲かせて、楽しいひとときを過ごしたことでしょう。
娘がとりこになったドーナツ屋さん Lee’s Dounuts

甘いものが大好きな娘は、「Lee’s Dounuts」の大ファンに! よく食べたみたいで、旅行中に太った~…なんて言ってました。
創業は1979年7月12日で、グランビルアイランド・パブリックマーケットが公式にオープンしたその日から、ずっと変わらずドーナツを手作りし続けているそうです。
創業者のリーおばさんはすでに引退してるそうですが、Lee’s Dounuts の大好きな方が経営を引き継いでいて、40年以上愛されてきた味を守るために、材料やレシピを変えることなく、丁寧に手作りしているとのことです。
バンクーバーにチェーン展開している「Lee’s Dounuts」。カナダ人の定番の朝食はドーナツとコーヒーというくらい、みんなドーナツ大好き!なんですって。
ロブスターサンドイッチが有名な「ロブスターマン(The Lobster Man)」

グランビルアイランドの一角にあるこちらのお店「ロブスターマン(The Lobster Man)」。イートインスペースはなく、外にテラス席が何席かあるくらいなので、散歩しながら食べるのもいいかも。
溢れんばかりのロブスターが入ったサンドイッチは、やはり絶対に食べるべし! 軽食にしてはちょっとお高めですが、おススメです!(約CAD$24)
他にもカニやまぐろ、エビのメニューもあります。
近くにクラムチャウダーのお店もあり、このサンドイッチと一緒に食べたら、大満足まちがいなしです。
娘たちはこのクラムチャウダーが美味しすぎて、2回も食べたそうです。
2人が大きな口をあけてサンドイッチにかぶりつく姿が思い浮かびます(笑)。
海岸で散歩しながら食べるのも良し! でもカモメが沢山いるそうなので、獲られないよう注意しましょう(笑)。
バンクーバー観光おすすめスポット③│スタンレーパーク(Stanley Park)
バンクーバー市にある都市公園。ダウンタウンの北西部にあります。
ハイキングコースやサイクリングコース、テニスコートやミニゴルフコースもあるそうです。水族館やカフェ、レストラン、ビーチなど、のんびり過ごすことができる広大な公園です。


ハイキングコースで歩き疲れたら、ベンチに座ってのんびりと広大な景色を眺めるだけで、気持ちも落ち着いて癒されます。
現実を忘れて、心も体もリフレッシュできる最高のエリアですね。

立派にそびえ立つ樹木を眺めながら、森林浴をするのもGood!。自分たちの背筋も凛としそうですね。

バンクーバー空港で涙のお別れ│カナダ旅行の終わり
たくさんの思い出が作れたカナダ旅行
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました。
旅の始まりは予想外の展開。
モントリオールでの再会は、トラブルに見舞われて大変でした。感動の涙の再会に加え、まさかの違った意味での涙の再会になるとは!
それも今となっては良い思い出に。この先ずっと2人だけの思い出。いつでもこの思い出が2人の絆を結び付けていることでしょう。
ケベックでは韓ドラの「トッケビ」の舞台となった聖地を巡ることができました。
ドラマのシーンと同じ場所に立ち、ドラマを回顧しながら、ケベック・シティを満喫しました。
初めてカナダに訪れた親友を案内する娘の成長
カナダ留学をして3年目の娘は、親友ちゃんが楽しめるよう、そして自分も楽しみながら、観光地やカフェ、レストラン、お店などでのコミュニケーションをとって、最高に楽しいカナダ旅行にすることが出来ました。
娘がどんな案内をしてくれたのかは、後日、帰国した親友ちゃんに会った時に、教えてもらいました。
親友ちゃんは「いつもの○○(娘)なんだけど、私の知っている○○じゃなかった! 英語の会話は問題なくて、コミュニケーションはしっかりとれていました~」と話してくれました。
実際に娘の英語の会話を聞いたことがなかったので、親友ちゃんからのお話は嬉しかったです。
娘はしっかりと親友ちゃんをエスコートできたようです。
思い出をかみしめながら、それぞれ帰路へ
1週間ちょっとのカナダ旅行が終わり、お別れはやってきました。
6月19日午後にバンクーバー空港から、親友ちゃんは約12時間かけて東京(成田)へ、娘はウィニペグへ帰っていきました。
娘は2~3時間でウィニペグに着き、またいつもの生活が始まりました。
学校はもう少し休みなので、しばらくはカナダ旅行の思い出に浸りながら、過ごしていたことでしょう。
親友ちゃんが届けてくれた、娘から家族へのお土産
親友ちゃんは、娘から私たち家族へのお土産も預かってきてくれていました。
ケベックで選んでくれたマグネットで、冷蔵庫を見る度に娘の顔や、旅の思い出話がよみがえります。
遠く離れて暮らす娘からの家族を思う気持ちが、こうして親友ちゃんを通じて届いたことに胸がいっぱいになりました。
今回のカナダ旅行では、親友ちゃんが娘のお土産まで大切に持ち帰って届けてくれました。
遠く離れたカナダで娘が「家族のことを思いながら選んでくれたんだな」と胸がいっぱいになりました。

親友ちゃんが届けてくれました。
私の両親、主人の両親、姪っ子ちゃんの分まで。
娘が一人ひとりのことを思い浮かべながら選んでくれたと思うと、親としてとても誇らしく、そして何よりありがたい気持ちでいっぱいです。
親友ちゃんには本当に心から感謝しています。行くときは娘の必要なものを届けてくれました。カナダで娘と再会して一緒に旅を楽しみ、最後にはこんな温かい贈り物を届けてくれるなんて…。
この出来事は、私にとっても家族にとっても、一生忘れられない大切な思い出になりました。
「親友がカナダへ!」シリーズ記事一覧
娘の中学時代の親友ちゃんがカナダを訪ねてくれた旅行記です。
準備から再会、観光、そしてお別れまでをまとめています。