【ちょこっとカナダ便り】留学生保険って必要?娘のケガで考えたカナダの医療事情

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カナダ留学 医療保険ってどうなってる?
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「指を切っちゃった~」と、娘から少し興奮気味に電話がきました。

聞いた私も「どこで? ひどいの?」と一気に緊張!
聞くと、バイト先のパン屋さんで片付け中に、包丁で指を切ってしまったそうです。詳しく聞くほど、こちらは背筋がぞくぞく…というか、ぞわぞわ…。

大きなケガではなかったようですが、今は何枚も絆創膏を貼っていて、水を使うたびに気を遣っているとのこと。
右の中指なので、「シャンプーのときが、ちょっと大変」と聞いて、離れて暮らす母としては、やっぱり心配になります。

「気を付けてね」と言いながら電話を切ったあと、ふと頭をよぎったのが“留学生保険”のことでした。

幸い、今回は病院に行くほどのケガではなかったけれど、もしこれがもう少し深かったら…
もし縫う必要があったら…
夜間で救急に行くことになっていたら…。

カナダでの医療費は、日本と比べものにならないほど高額だと聞きます。
娘の場合、1年目の入学手続きをしたときは「Guard.me(ガードミー)」という保険に加入していた記憶があります。
でも、調べてみると、今は「Manitoba International Student Health Plan」という、州と大学が関わる留学生向けの医療制度のものに変わっていました。
幸いにも、これまで“一度も使ったことがなかった”んですが、逆に仕組みをちゃんと理解していないのも事実…。

実は、少し前にはウィニペグの極寒の夜に、娘が命の危険を感じるほどの寒さを体験した出来事もあり、カナダで暮らす「安全」について考えることが続いています。

極寒の冬の記事は👉こちらをご覧ください

「使わずに済んでいる」というのはありがたいこと。でも、今回の出来事で
“もしもの時に、ちゃんと備えているかどうか” を改めて考えさせられました。

Manitoba International Student Health Plan(MISHP)とは?

カナダ留学をするには、保険の加入が必須となってきます。
学校での加入義務だったり、高額医療のための備えだったり、ビザ申請の際には加入が条件でもあります。

MISHPはマニトバ州の大学(マニトバ大学、ブランドン大学、ウィニペグ大学、ICMなど)に在籍する留学生を対象とした必須の医療保険プランです。このプランは、学生がカナダでの留学生活に集中できるよう、基本的な医療サービスへのアクセスを保証することを目的としています。

マニトバ州内のどのクリニックでも受診できます!

受診する際は、保険証と顔写真付きの身分証明書を持ってクリニックを訪れます。
受診費用は発生しません。もし請求された場合は、請求書と領収書を用意して、払い戻しの手続きも取れるそうです。

大学内にクリニックがある安心感

大学内にもクリニックがあるので、近い場所で、受診することができるのは、本当に心強い! 
軽いケガ、体調不良などは、まず大学内のクリニックに相談するとよいでしょう。
受診する前には、営業時間を確認することを忘れずに。

※制度内容は変更されることもあるため、最新情報は👉公式サイトでご確認ください。

使ったことはないけど「安心材料」だと思った理由

カナダの医療費用は日本に比べて凄く高額です。
これはほんの一例ですが、

カナダでの医療費請求事例※ 

  • 風邪で診察を受けただけ:$100~$500(約11,000円~55,000円)
  • 救急車を呼んだ:$500~(約55,000円~)
  • 盲腸で入院・手術:$30,000~(約330万円~)
  • 骨折で手術・入院:$50,000~(約550万円~)

いや~ビックリ! 思っていた以上に高額!

こういったケガや病気に対しても、カバーしてくれるので、保険って大事です。
使わなくても、お守りとして加入は必要ですね!

※金額は一例で、症状や地域、医療機関によって異なります。

MISHPの費用は?

登録時(入学時)の学期ごとに決定され、授業料と一緒に請求がきます。
1年間では1,200C$なので、日本円で134,000~137,000円ぐらいかな。日本で入る海外留学保険よりは安いですね。

※2025年12月のカナダドルのレートは大きく変動していて111~114円です。

入学時に加入していたGuard.meってどんな保険?

こちらも留学生向け保険会社で、カナダ最大手です。カナダの多くの教育機関が採用しているそうです。

※詳しくは👉公式サイトをご確認ください。

どんな人が加入している?

Guard.meは、カナダの学校に通学している期間のみ加入できる保険です。

※滞在状況によっては加入できない場合もあるので、必ず確認してください。

Guard.meはとてもリーズナブル

Guard.meは1日2$。
これってすごくリーズナブルじゃないですか?

娘の場合、入学前に支払った授業料などの請求に、1年分のGuard.me費用も含まれていました。

他にもある海外保険

娘が日本を発つ前に、街の保険屋さんで相談に行ったことがあります。
海外保険って調べてみると沢山あります。

・日本の海外旅行保険
・カナダ現地の民間保険
・クレジットカード付帯

補償を大きくすれば、保険料は高くなるし、本当に悩みます。
それぞれメリット・デメリットがあるので、慎重に選ぶ必要があります。

何事もないことを願いながら、保険をかけるのも、子供のことを守るため。
結局、我が家では国内外で補償のきく損害保険と、学校の加入必須だった「Guard.me」で落ち着きました。

まとめ│母として思ったこと

海外留学の保険は、「何がどこまで補償されるか」を完璧に理解するのは正直難しい。
今回の調べで分かったように、大学の保険制度も、入学時から変わっている場合もあっていざというときに、ちゃんと保険でカバーされるのか、不安にもなりました。

でも、娘のケガをきっかけに、

「どこに相談すればいいか」
「大学が窓口になって、クリニックを受診できること」

それだけでも知って安心できたし、大切さを感じました。

使わずに済むのが一番。
でも“もしも”の時に慌てないために、親も子も、ざっくりでいいから把握しておくのが大事。
それが留学生活の安心につながるのかもしれません。

残りあと1年の留学生活、どうか健康で元気にハッピーに過ごせますように❤

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