以前カナダにいる娘とLINE電話をしていた時、ふと話題になったのが「瞳の色」でした。
街を歩いていると、透き通るような青い瞳の人が多くて、「すごく綺麗なんだよ」と言う娘。
私が「どうして青いんだろうね?」と聞くと、娘は
「太陽が近いからかなぁ?」と一言。
思いつきの答えなのか、何かに基づいてなのか、発想がなんだか可愛くて、「なるほど〜」と妙に納得してしまったのを覚えています。
でも、気になって調べてみると、青い瞳にはちゃんと理由がありました。
今回は、カナダでよく見かける青い瞳の不思議について、母目線でゆるっとまとめてみたいと思います。
娘の話を聞いていると、海外にいながらも四季の美しさを感じる場面があるようです。
カナダで春を感じた「バンクーバーの桜」の記事も書いているので、よかったら読んでみてください。👉バンクーバーやトロントの桜の話
はじめに|カナダで驚いた「瞳の色」
娘の周りにはインド、中国、フィリピン、韓国そして日本の留学生が多くいますが、現地のカナダ人は青い瞳・グリーンの瞳の人を見かけます。
日本ではあまり見ないから、その透き通った青い瞳に魅入られてしまうそうです。
「なんで青いのかな…」とふと思いました。
青い瞳はなぜ青い?実は「青い色素」は少ない
外国の人はたいてい瞳が青いって、何となく思ってしまってたけど、実はいくつか理由があるようです。
メラニン色素の不足
目の虹彩に含まれるメラニン色素(黒〜茶色)が非常に少なく、光の反射(レイリー散乱)により青く見えるそうです。
空が青いのと同じ原理で、光の散乱で青く見えるんですね。
遺伝的ルーツ
青い瞳は1万年ほど前に黒海周辺で起きた遺伝子(HERC2)の突然変異に由来し、主に北部ヨーロッパ系の人々に受け継がれてきました。
突然変異とはびっくりですが、遺伝子レベルの理由もあるんですね。
移民の歴史
カナダはイギリス、アイルランド、フランスなど、青い目の比率が高いヨーロッパ地域からの移民が多いことも理由で、移民が定着したことで、青い目の人が多くみられるようです。
茶色い目は世界で一番多い
世界人口において、茶色い目(ブラウンアイ)は約70〜80%を占めており、最も一般的な目の色です。
約40億人以上が茶色の瞳を持っていることになります。
これは、メラニン色素の量が多く、紫外線から目を守る機能に優れているということになります。
肌や目の色は「環境への適応」
紫外線が強い地域では色素が濃い方が有利です。
逆に日照が少ない地域では色素が薄い方がビタミンD生成に有利だそうです。
こうした理由で遺伝的な傾向が残ったと考えられています。環境に適応していくのですね。
環境に慣れるという意味では、寒さの感じ方も変わってくるのかもしれません。
冬の寒さと体への影響については、ヒートショックの記事でも触れています。
👉カナダにもヒートショックはある?
カナダで色素が薄い人が多く見える理由
カナダは移民の国であり、地域によってはヨーロッパ系のルーツを持つ人が多く暮らしています。
そのため、街を歩いていると青い瞳や明るい髪色の人を見かける機会が多いのかもしれません。
また、留学生として暮らしていると、学校や職場などでさまざまな国の人と出会うため、「色素が薄い人が多い」という印象が強く残りやすいのかなとも感じました。
でもカナダは本当に多様な国
カナダには茶色い目、黒い髪の人も多いです。
アジア系、中東系、アフリカ系、南米系など本当に多国籍の国なので、さまざまなひとがいます。
娘は黒い髪で、黒い瞳ですが、時々フィリピン人に間違われることがあるそうです。両親共に純日本人なのに…(笑)。
「目の色=国籍」ではないことがわかります。
カナダは多国籍の国なので、いろんな文化に触れられるのも魅力です。
実はカナダでも日本のお祭りを体感できるイベントがあるので、興味がある方はこちらもどうぞ。
👉カナダで体験できる日本のお祭りやイベント
留学生の母として思ったこと|違いを知るのも留学の醍醐味
最近の日本は円安の影響を受けて、海外から多くの渡航者がいます。
なので、日本でも青い瞳の外国人をよく見かけるようになりました。
しかも、最近はカラーコンタクトも流行っていて、ブルーのカラコンをファッションとして装着している人も多く、違和感はなくなってきました。
でも、娘の何気ないひと言から探究心が芽生え、理由もわかったので嬉しいです。
なんだか少しカナダが近く感じました。
留学生活では、学校やアルバイトだけでなく、住まいの環境が変わることもよくあります。
カナダの引っ越しシーズンについてまとめた記事もあるので、これから留学する方は参考にしてみてください。👉カナダの引っ越しシーズンはいつ?
まとめ|カナダでよく見る青い瞳の不思議。そこには遺伝と歴史があった
カナダでよく見かける青い瞳は、太陽が近いから…というよりも、メラニン色素の量や遺伝的なルーツ、そして移民の歴史など、さまざまな要素が重なっていることが分かりました。
目の色は基本的に遺伝で決まるため、住む国が変わったからといって大きく変化するものではありません。
でも、環境が変わることで「感じ方」や「価値観」は少しずつ変わっていくのかもしれません。
娘もカナダ留学4年目。
以前は「寒い寒い」と言っていたのに、最近では-10度くらいだと「今日はちょっと暖かい」なんて言うこともあります(笑)。
多民族国家であるカナダは、多様性が魅力の国。
青い瞳もその魅力のひとつですが、娘がさまざまな文化の中で毎日を過ごしていること自体が、私にとってはとても新鮮で、少し誇らしく感じます。
※目や肌の色には個人差があり、国や地域で一括りにはできません。
本記事は一般的な傾向として紹介しています。

