娘のカナダ留学も、いよいよ終盤に差し掛かってきました。
留学先は、カナダの中部にある街「ウィニペグ」。
ウィニペグは、トロントやバンクーバーのように観光スポットが多い街ではありません。
娘も「寒いし、遊ぶ場所が多いわけじゃない」と言っています。
でもその一方で、落ち着いた環境の中で学べたり、人との距離が近く感じられたり、生活費を抑えて暮らせたりと、留学先としての良さもたくさんありました。
「キラキラした都会生活」を求める人には向かないかもしれません。
けれど、勉強や生活をしっかり整えたい人にとっては、意外と穴場の街だと思います。
ウィニペグってどんな街?(まず場所と雰囲気)
ウィニペグは、カナダ中央部に位置するマニトバ州の州都です。
レッド川とアシニボイン川が合流する場所にあり、昔から交易の拠点として栄えてきた歴史があります。
そのため文化の香りも強く、カナダの中でも多民族が暮らす街として知られています。
人口は、2026年時点で約85万〜86万人ほど。
大都市ほどの派手さはないけれど、暮らしやすい規模感の街です。
ちなみに日本との時差は15時間で、ウィニペグの方が日本より遅れています。
(サマータイムの時期は14時間差になります。)
娘が住んでいるエリアは落ち着いた住宅街で、車通りも少なく、変わった人がうろうろしていることもないそうです。
その話を聞くだけでも、母としては少し安心します。
ただ、バス停まで徒歩10分ほどかかるため、寒い時期はなかなか大変みたいです。
でも時には、Canadian goose(カナダガン)が道路の真ん中に堂々と立っていて、通れなくなることもあるとか…。
そんな話を聞くと、「自然が近い街なんだなぁ」と、ちょっとほほえましく感じます(笑)

娘が住んでいるシェアハウス生活については、こちらの記事で紹介しています。
👉ご参考にどうぞ。
娘がウィニペグを留学先に選んだ理由
娘の場合、まず「学びたい学科」を軸に、カナダ国内の大学をいくつも調べていました。
その中で希望する学科が見つかったのが、ウィニペグにある大学でした。
トロントやバンクーバーではなく、ウィニペグだった理由
トロントやバンクーバーは、日本人が多いというイメージがあります。実際に、カナダ留学をする日本人は多く、特にこの2都市は人気の留学先です。
日本人が多い環境は安心感がある一方で、英語力を伸ばすためには、日本人の少ない地域に留学したいというのが、娘の当初からの夢であり希望でした。
そして、都会すぎず落ち着いた雰囲気のある、のんびりした街・ウィニペグが、娘には「ここだ!」と直感的に感じられたようです。
大学・学部(プログラム)の魅力があった
最初は看護系の学部に進む予定で、大学選びを進めていました。
University of Manitoba(マニトバ大学/以下UM)は看護系だけでなく、他にも魅力的な学部が多く、学びの選択肢が広い大学です。
当時は英語力の面も考えながら進路を考えていたため、パスウェイプログラム(進学準備コース)から進学できるルートがあることも含めて、UMは候補のひとつになっていました。
費用面(生活費・家賃)を考えた結果
留学先を決める上で、生活費の面も大きなポイントでした。
ウィニペグは、カナダ国内でも比較的物価が安いことで知られています。
- 家賃:バンクーバーなどの大都市に比べて、30〜50%ほど安く抑えられることもあります。
- 生活費:カナダの主要都市の中でも、比較的安く暮らせる都市のひとつです。
- 食費:農業が盛んなマニトバ州にあるため、野菜などの食材が比較的安く手に入りやすいです。
- 交通費:バスや自転車での移動が主流で、都市によっては交通費も約25%ほど安くなることがあります。
ウィニペグのバス事情については、別記事で詳しくまとめています。
👉こちらをご覧ください。
留学先がウィニペグで良かったところ(実際に暮らして感じたメリット)
生活費が抑えられて留学コストが現実的
留学にかかる生活費を抑えやすく、「留学したいけど費用が心配…」という方にとっては、現実的な選択肢になると思います。
また、ウィニペグは「カナダのハートランド(中心地)」とも呼ばれ、文化・芸術の発信地としての一面もあります。
劇場や美術館が多く、音楽や演劇なども盛んな街なので、落ち着いた街でありながら、意外と文化的な楽しみもあるようです。
落ち着いた環境で勉強に集中できる
ウィニペグは観光地として有名な街ではありません。
その分、カナダのリアルな暮らしを体験できる場所だと感じます。
娘の話を聞いていても、街の人は親切な方が多く、留学生にもフレンドリーに接してくれるそうです。
ローカルな雰囲気があるので、じっくり英語を学びたい人には、かなり良い環境だと思います。
留学費用については、娘の3年間の学費等をまとめた記事も参考にしてください。
👉3年間の授業料まとめ記事はこちら
自然が近くて、心が整う
ウィニペグは晴天率が高いことで知られていて、空が青い日が多いそうです。
天気がいいと、それだけで気分も上がりますよね。
街の近くに自然が多いのも、ウィニペグの魅力のひとつ。
忙しい留学生活の中でも、少し気持ちを整えられる時間が持てるのはありがたいなと思います。
治安や街の雰囲気が比較的穏やか
ウィニペグには落ち着いた住宅街が多く、家族連れの地域は静かで暮らしやすいそうです。
観光客や留学生が滞在するエリアも、比較的安心して過ごせる印象があります。
ただし、ダウンタウンなど一部には注意が必要なエリアもあるため、夜間の外出は控えるなど、基本的な防犯意識は大切です。
人が優しく、コミュニティが温かい
娘の話を聞いていると、ウィニペグの人たちの優しさにほっとすることがあります。
たとえば、シェアハウスのオーナーさんから野菜のおすそ分けがあったり、
バスの定期券の期限切れを見逃してくれた運転手さんがいたり…。
こういう小さな出来事を聞くだけでも、「ちゃんと安心して暮らせているんだな」と思えて、母としてはありがたい気持ちになります。
ウィニペグは多国籍の人たちが暮らす街なので、お互いに助け合う雰囲気が自然と根付いているのかもしれません。
正直ここは大変…ウィニペグのデメリット
冬が本当に寒い(想像以上)
ウィニペグの冬の厳しさは、想像以上のようです。
日本にも東北や北海道など寒さの厳しい地域がありますが、娘の話を聞いていると、それ以上に過酷なのでは…と感じます。
一年の半分は冬のようなもので、5月に大雪が降ることもあるそうです。
さらに驚くのが、マイナスの世界が続いたと思ったら、数日後には20℃を超える日があること。寒暖差もかなり激しいようです。
防風・防寒対策をしっかりしないと、体調面だけでなく安全面でも危険を感じることがあると聞きました。
母としては「私はたぶん住めないな…」と正直思ってしまいます(笑)。
エンタメや観光は少なめ
ウィニペグにも、人権博物館やウィニペグ美術館、くまのプーさん発祥の地として知られるアッシナボイン・パーク動物園など、見どころはあります。
ただ、バンクーバーやトロントのように、次々と遊びに行けるような観光スポットやエンタメ施設が多いわけではないようです。
娘も「遊ぶ場所はそんなに多くない」と言っていました。
車がないと不便に感じる場面もある
ウィニペグでの移動手段は、バス・車(タクシーなど)・自転車が中心です。
バス路線は多く、街全体を網羅しているので、慣れればどこへでも行くことはできます。
ただ娘の話では、路線が多すぎて覚えきれず、ルートを間違えてしまうこともしばしばあるそうです。
また、冬の寒さを考えると、車があった方が便利だと感じる場面も多いようです。
遊びに行ける場所が限られていることもあり、「ずっと住み続けるのは少し厳しいかも」と娘は話していました。
それでも「ウィニペグの生活が合う人」はこんなタイプ
都会の刺激より落ち着いた環境を求める人
ウィニペグは、トロントやバンクーバーのような都会の華やかさはありません。
でもその分、街全体に落ち着いた空気があり、ローカルな雰囲気の中で生活できます。
「派手な遊びより、日々の暮らしを大切にしたい」
「静かな環境で、じっくり留学生活を送りたい」
そんなタイプの人には、心地よく過ごせる街だと思います。
留学費用をできるだけ抑えたい人
カナダ留学で悩むポイントのひとつが、やはり費用面。
特にバンクーバーやトロントは家賃が高く、生活費もかかりやすいと言われています。
その点ウィニペグは、比較的物価が安く、生活費を抑えやすいのが魅力です。
「留学したいけれど、費用が不安…」という人にとって、現実的な選択肢になりそうです。
勉強・研究を優先したい人
ウィニペグは観光スポットやエンタメ施設が多い街ではありません。
だからこそ、誘惑が少なく、自然と勉強に集中しやすい環境だと感じます。
娘も、留学生活の中で「課題が多くて忙しい」と言いながらも、落ち着いた環境のおかげでペースを崩さず頑張れているようです。
遊びよりも学びを優先したい人には、ぴったりの街かもしれません。
英語環境にどっぷり浸かりたい人
ウィニペグにもアジア系の方は多く住んでいますが、日本語を耳にする機会はあまり多くないようです。
娘も「日本人が多すぎないから、英語を使うしかない」と話していました。
英語が話せないと生活が少し不便になる分、
「なんとか伝えよう」「もっと勉強しよう」という気持ちが自然と強くなります。
英語環境にしっかり浸かって、短期間でも成長したい人には、とても良い環境だと思います。
ウィニペグは「誰にでもおすすめ!」という街ではないかもしれません。
でも、落ち着いた環境でしっかり学びたい人にとっては、意外と穴場の留学先だと感じました。
ウィニペグの公式情報は、👉City of Winnipeg公式サイトでも確認できます。
まとめ│母から見た娘の住むウィニペグ
カナダ留学といっても、ウィニペグはどちらかというと、のんびりと落ち着いた留学生活を送れる環境のようです。
娘が言うように、「ずっと住み続けたいか?」と聞かれたら、ウィニペグでしかできないことがあるなら別ですが、今のところは大学があるからこそのウィニペグ生活、という感じです。
それでも、ウィニペグで生活しているおかげで、遊びの方に気がそれすぎることもなく、しっかり大学生活を送れているのは良かったと思います。
そして何より、留学生に優しい人が多いことが、母として一番の安心材料です。
娘の性格が周りの人を引き寄せているのかもしれませんが、友達も教授もとても親切で、覚えてくれて声をかけてくれることもあるそうです。
そんな話を聞くと、私まで嬉しくなります。
初めての海外生活は、想像以上に心細いもの。
だからこそ、ウィニペグのようにフレンドリーな雰囲気の街は、留学先としてとても魅力的だと感じました。
合う・合わないは人それぞれですが、環境や人の温かさ、そして物価の面が合えば、ウィニペグは「最高の留学先」になるかもしれません。
ウィニペグで留学を検討している方の参考になれば嬉しいです。ほかの記事でも娘の留学生活を紹介しているので、よかったらのぞいてみてくださいね。

