娘の通う大学は、カナダ有数の農業地帯であるマニトバ州に位置しています。
農業に関する学びも幅広く、実践的な経営スキルから農業経済学まで、さまざまなアプローチで学ぶことができます。
授業紹介①の「農業・食品マーケティング(Agricultural and Food Marketing)」に続いて、今回は「農業経営(Farm Management)」について調べてみました。
どうやら現代の農業経営は、作物を育てるだけではないようです。
データやAIなどの技術も活用しながら、農場をひとつのビジネスとして運営していくことが求められているんですね。
学習目標(Course Learning Objectives)
こちらの授業では、主に次の7つの項目を学びます。
- 表計算ソフト・Python:データを使った農業経営の判断
- 最適化モデル:農場の資源を効率よく配分する方法
- 農業予算:収入と支出の計画
- 農業会計:農場の経営状況を数字で把握する
- 財務リスク管理:経営上のリスクを測定し、軽減する方法
- ピボットテーブル:データを集計・分析して経営判断に活用する
- 農業事業計画:農場のビジネスプラン作成する
これらをひと学期を通して学んでいきます。
また、学期中には2回の授業発表も予定されているようです。
農業もデータで経営する時代
農業経営では、経験や勘だけでなく、データに基づいた判断も大切になっています。
例えば、マーケティングで得られた情報や農場の生産データなどを分析し、より効率的な経営につなげていきます。
この授業では、Python(パイソン)というプログラミング言語を使ったデータ分析をはじめ、AIや表計算ソフトなどの技術も活用しながら、数字に基づいた経営判断を学びます。
情報を整理したり、分析や予測を行ったりと、農業にもデジタル技術が欠かせない時代になっているんですね。
農業をビジネスとして考える
農場を経営するには、作物を育てる知識だけでは足りません。
予算や会計、資金の管理、経営上のリスクなど、一般企業にも共通する経営知識が必要になります。
例えば、
- 財務・ファイナンス:農場の運営に必要な資金や予算、投資について考える。
- リスク管理:気候や市場価格の変動など、農業経営に影響するリスクへの対応を考える。
- 生産計画:限られた土地や資源をどのように活用すれば、効率よく生産できるのかを考える。
農業もひとつの事業として考えると、さまざまな知識が必要になることが分かります。
ちなみに、アグリビジネスとはどのような分野なのでしょうか?
農業とビジネスの関係や、娘が大学で学んでいるアグリビジネスについては、こちらの記事で紹介しています。
👉 「カナダの大学で学ぶアグリビジネスとは?」
実践的なビジネスプランを作る
この授業では、農業経営に必要な知識を学ぶだけでなく、最終的には農場のビジネスプランを作成することも目標になっています。
これまで学んできた予算や会計、リスク管理などの知識を活用して、実際に農場を経営することを想定した計画を立てていきます。
農業を学んでいる学生の中には、家業が農場経営という人や、将来農業に携わりたいと考えている人もいるでしょう。
そうした学生にとっても、実際の仕事に生かせる知識を学ぶ機会になりそうです。
卒業後の進路を考えるうえでも、役立つ授業なのではないでしょうか。
授業で求められること
授業では、学習内容だけでなく、学生としての取り組み方についても次のようなことが求められています。
- 積極的に授業に参加する
- 課題を期限内に提出する
- 学術的なルールを守る
- 礼儀正しくコミュニケーションを取る
- 学期中に2回の授業発表を行う
1〜4については、どの授業でも共通して求められることですね。
今回の授業では、表計算ソフトやPythonなども使用するため、パソコンを使った作業も多そうです。
実際、娘も表計算ソフトなどの作業は大変だと言っていた記憶があります。
農業と聞くと、畑や作物、生産現場を思い浮かべますが、経営という視点から見ると、数字やデータ、ITの知識も必要になるんですね。
まとめ
今回調べてみて、現代の農業は思っていた以上に幅広い知識が求められる分野なのだと感じました。
気候の変化や水質、土壌の成分など、さまざまな情報を数値化し、データを活用しながら農業をより豊かにしていく技術が進化しているんですね。
まさに、ハイテク農業!
娘がこの授業で学んだことを、これからどのように活かしていくのか楽しみです。


